"足るを知る"ということ。。第12日の②

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我が船の頭。
とにかく笑顔が印象的、ホックホクの笑顔。
終始たやさぬ笑顔に、「さぞ観光業は盛り上がってるんだろうなぁ・・。
相当儲けているのかなぁ・・。」
それほどの笑顔。。

船頭さん『儲かっちゃいないよ。まぁでも、食えてるからね。いいんだ、これで。』

なにかグゥっときた、体の芯に。。
なんか、こう。。胃を下から引っ張られる感じ。に加えて、自分酔ぱらってるかなぁって頃合いの浮遊感のようなもの。
何か、、いい。 なぜか、、いい。


果てのない欲。金儲けに躍起になる、執着する思考。
良い会社?(名の知れた会社?)に勤め、大金を手にすることこそ、至高。
という、親戚の目、世間の風潮。
ここに、自分はいるのだろうか?

「自分の時間は、自分に由る。」
家族のために、親のためにと一生を生きる人。それもまた、自分の時間を生きる者だと考えるが、与えられた潮流に漂うような生き方、そこには自分がいないじゃない。
納得できません。

学校から社会、隠居までの流れが出来上がっている日本。18、19の少年に一生の仕事(=人生)を決める困難。周囲の、世間の目に縋(すが)りたくもなる、怠けたくもなるというもの。
キャリアデザイン学とは。ここにある予感。


なんだかんだ言っても、自分の決断が、そこにあれば、なんだって良いと思うのです。

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ところで、金を手にする(=自由になること)、豊かになるって素晴らしい!
という頭。
国の発展には効果的か。
国と、国民個人の頭を上手につなぐ考え方か。

豊かになりたいという自身の志も、実のところ、与えられた志?

ひょっとして銃、突きつけらてます??

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"仁と義の教育"を掲げるホーチミンシティ。これ如何に。

第12日。 

カントーの朝早い。

早朝4時。煌煌と光る商店の軒先を、ホテルの5階から見下ろす。

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暗闇の船着き場。
『コンニチハ〜!』その陽気な雰囲気と片言の日本語に、身構える一同。
(身構えたのは僕一人かもしれないが・・。)
おやっさん、その手は食わぬぞ。ホーチミンの荒波に揉まれた我々をナメるでない!


・・・おやっさん、あんたも船に乗り込むのかい?!・・・

↓ 船頭さんに、お世話になります。

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広大なメコン川
水上マーケットの賑わいを楽しみに、乗り込んだのだが・・。
人の気配というものを感じない。
ホーチミンの、あの空気とは、まさしく別のもの。・・・寒い。

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まだまだ行きます。

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ガチャン。いそいそと小船を横付けする、姉さん。
新メンバーの加入かな?
いえいえ、"行商。feat.メコン"です。
『よっ!ここにも、ベトナムの空気がある。』・・安心。

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見えてきた。見えてきた。

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水上生活を営む人々の、風景。

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水上マーケットの参入者達も、また。テト(旧正月)を除き、ココ水上で暮らすそう。

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ジャングルクルーズよろしく、粗削りの自然の、只中を行く。
『これ全て、造り物だったりして。』こんな言葉が口をついた。

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静寂を切り裂く、着信音。
近代化の波が否応無く迫ってる。
「水上空間、総造り物説」も、あながち・・。

小島に上陸。
おなじみの小鳥と、並ぶは、ネズミに貝。
小鳥を愛でることは存じておりますが、こういったものも同様なのですね?

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↓ 隣に鎮座するは、タンドールのようなもの。

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なるほど、こういう事ですね。・・なるほど。

今回は、2部構成。。
ということで、ちょっとBreak。

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〜 ヤシの木。〜
ヤシの木は万能です。
実にはジュース、ココナツオイルにナタデココ
外側の繊維は燃料に。
幹は柱に、葉は屋根に成る。



自然と共に生きる。それは自由か、不自由か。

田舎暮らしに農業。慌ただしい日常を生きる人々の目にそれは、自由で、魅力的に映る。
自身も、例に漏れず、そんな暮らしに憧れていた。
改めて目にした事で、その考えを疑う。
一方で、食べ物に溢れ、水は豊富。樹木を加工すれば、家も。船だって作る事ができる。上司の圧力に、人間関係のしがらみ。そこから離れた生活。時間に追われる事も無い。
他方、いや言い換えれば、彼らは自然から離れて生きることはできない。自然に生かされる存在なのかもしれない。

旅の途中に、こんな出来事があった。
おもむろに船尾へ移動する船頭さん。船のへりにぶら下がった格好で、川におしりを沈める・・。スッキリとした表情で、笑みを浮かべながら現場を指差す、船頭さん。

突然の出来事に面食らうも、「これがココで生きるということか。」と。
船頭さんのトイレから、自然に生きるという事の意味を考えた。

unique(ウニくえ)。 この地で魚介は、覚悟がいるね。

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愛用のセオムにまたがり、いざ集合場所のバス停留所へ!
朝のルーティーンも欠かさない。(値段聞く→バインミー買う→ほおばる)

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なんとも、ユニークな車両。ここから、バスに揺られて3時間。

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例のごとく、眠る。
農村地帯では、故人の墓を田んぼの中に持つ風習があるという話を耳にして居り、一つ目当てにしていたのだが・・。他のメンバーが、目にしているようなので、詳しく聞きたいと。

宿ちかくの、大型スーパーにて。

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「地域の製品に誇りを持ちましょう」というようなことが、書かれているそう。
日本でいうところの、地産地消といったところか。

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おまけを付けて、購買意欲を高めるという手。
写真は、ガムに水筒。他にも、飴にジュース1缶なんてのも・・。
おまけと商品に、関連性はいらない、storyは必要ない、とのこと。
こちらも一つ、ユニーク。

ユニークついでに、もう一つ。
商品購入時、レジにて。
お釣りを返そうと、レジを漁るスタッフ。ごそごそ。

手を止め、一息つくと、ポッケから飴1つ。にsmile。
突然の行動に唖然としていると、ポケット叩いて2つめの飴。
(♫ポケットを叩くと、ビスケットが2つ♫??)
なんと、小額紙幣が飴に変わりました!汗
とはいえ、おなじみの童謡を再現していただき、大変満足です。

ごちそうさまでした!

第10日。

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タオダン公園から、日本人補習校へ。集まるのはココ、鳥カフェ。

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車で30分ほどの所に位置する日本人補習校。
開発途上とあってか、交通量もまばらで開けた印象。

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日本人補習校見学後は、周辺(7区)を散策します。
街の一角。整備され、非常に衛生的で美しい印象。でも、何かが足りない・・。

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そう、人がいない。不気味。まるでゲームの中にいるような、ゾンビでも現れそうな不安にさいなまれる・・。

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それでも、比較的人の気配のする方へ。
補習校でも見られたが、バイクがどれも新品の輝きを放つ。

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こちらは、ベトナム風パンケーキ。
頂いていると、なんともベトナムらしい?光景が・・。

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バイクに乗るためか、小綺麗な格好に映える、不自然に大きなマスク・・。
やはり、ここもベトナムですね。。
と、思いきや。白髪まじりの男性と街へ消えてゆく彼女・・。
むむむ、こいつは怪しい・・。

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閑静な住宅街にも、運河。確かにココは、ベトナムなんだけど、ベトナムじゃない。
不思議な場所に出会いました。

第9日。

AM9:00 南北統一鉄道(車両はロシア製)に乗り、ビエンホア駅へ!

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乗降口にて、切符を提示し、乗車。

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航空移動の価格が鉄道よりも低くなったためか、人は少ない印象。

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我々が乗車するのは、真ん中ランク(エアコン、テレビ付き)の車両。

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最安の車両は混雑。ムンムンとした熱気に、漂う人間臭さのようなもの。
随所に見られる、工夫の跡。枕・抱き枕持参。お弁当に2Lのお水。鞄を枕に寝そべる人々、物を売るもの・・。過酷な環境も快適にする工夫。
ありとあらゆる物の持ち込み(制限はあるのだろうか?)に、弾むおしゃべり。公共の場=静かにするところ、自分を隠す、日本の空気が特殊なのだそう・・。
そもそもココでは、列車の騒音が凄まじいのだが・・。

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寝台車両の次、座席としては最高ランクの車両。(バスのシート程のクッション性。我々の席のほうが風情があっていいじゃんと思いつつ、長時間移動者には必要なのかなとも)外国人旅行者が多い印象。
車両内は、最安またはココに人が集まる構図。

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草原から川、美しい田んぼまで。ベトナムに残る自然を眺めます。

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古民家に、自然、整備された鉄道設備・・。

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お見送りの光景に、どこの国も同じなんだなぁ。と暖かい気持ちになったのも束の間。
バイク?!いやいや、ドアtoドアにも程があるわっ!

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ここは、ベトナムです。

バスに乗りこみ、ドンナイ省、タインホア教会へ・・。
↓ 運転手。トントンカチカチ。 首かしげ。(よぎる、不安の一句。)

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ここは、ベトナムです。

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タインホア教会。総敷地面積5haの広大な施設。
1954年、南北分裂。
北部からの移住者。神父も北部の出身。
当時教会は、南政府よりエリアを与えられ、管理統括。
信仰・文化・コミュニティの中心であると共に、職の斡旋、雇用創出。学校も近くに置いたことから、子供にとっては、放課後の集いの場。親に取っては、子を将来、信者にするための教育の場として、人々の生活の中心たる場となった。

近年、工業都市としての発展に比例して、地方からの移住者も増加(若年層も多い)。社会秩序の乱れが著しいそうだ。低賃金での過酷な肉体労働、家族との別れからくる寂しさ、田舎の両親への仕送りへのプレッシャー。これらが非行につながる構図。

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動物小屋。発展に伴い、家畜を飼う過程も減少。
動物の姿形を知らない子供に教育。

75年、北による統一。新政府に権限委譲。
信仰心が強い土壌であるためか、民間への影響力、勢力の高まる事を案じる政府の目は厳しい。かつて(数年前まで)は、教会への外国人訪問に警察が同行する必要があったそうだ。
教会には、宿舎も併設されており、神父を目指す若者が3年の共同生活をする。その間にカトリックについて知り、同時に神父になる決意を固める。
(因に、神父になるためには神学校7年、実習2年の期間が必要。)

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最後に、御馳走をいただきました。
おもてなしへの感謝と、神父さんの言葉『ホーチミンとココでは、共同生活することの意味が異なる』を考えながら。。

第8日。

生っ粋のバインミニストでおなじみの私は、鳥カフェ近くの屋台に目を付けていた。。

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公園や、カフェの空気を味わいたいと、朝一番にコチラを目指す。。

居合わせた赤嶺くんと木村さん。せっかくなので一杯ご一緒&暫しお話を・・。
お互いの調査の進度や悩み、ショートトリップに際して、田舎と都会、農家と貨幣経済などについて。
鳥カフェのcafe sua daに価格差がある、という話から、商店での取引について。
何やら、客を見て価格を変える文化が存在するようだ。高めに取られながらも、この文化、なんとなく素敵だなぁなんて。
ベトナム人の、ONとOFFの切り替えについても。(運動がてら歩いて通勤という考えは無く、近場でもバイク・バイク。代りに、公園の器具やジムなど、運動する場所・時間を限定する傾向がみられる。)

話の流れで、突撃インタビューを敢行!

円な瞳の印象的な男性。35歳。出身はカーマウ(ホーチミンから南へ8時間ほど。)
一泊2日の、上司の出張に付き添う、おかかえ運転手としてホーチミンに。

 

 

   
 

「運転手の職を選んだのは、小さい頃の憧れだったから。」
家族のお話を訪ねると、終始笑顔で、家族のために日々励まれているのだなぁと、彼の労働観を垣間みた気がして居ります。
突然の上司からの呼び出しに、かけてゆく。残った栄養剤は、ほとんど口をつけられていない状態でした・・。
ありがとうございました、またお会いできる機会を楽しみにして居ります!

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お昼を頂いて、午後の活動に。 Com Ca(米と魚)でオーダー。インタビュー1人目の女性(おもちゃの売り子さん)が召し上がっていたもの。魚は、おそらくアジ。

赤嶺氏オススメのバインミー(SAMURAI cafe付近)もトライ!(いくらでも入りますわっ。)

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ランブータンの味を教えてくれた、コチラの女性。
行商の一日を定人観測、機会があればぜひ、行いたいと思います!

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コチラが、おなじみランブータン

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ベトナム人技能実習生の育成に関わる2社を訪問(アース建設)

9月7日。

AM:アース建設ベトナム
PM:エスハイ、PechaKucha

9月3日の吉川先生との座談会以来、関心を寄せている「外国人研修制度」。
この日、訪日を夢見る労働者養成の現場を訪ねた。

アース建設コンサルタント株式会社は、2015年より、建設省傘下の第2建設大学と教育協力協定を締結し、日本建設技術コース(JCT)を開設。来日を想定した建設人材の育成を行う。受講生は、北部出身者が多いとのこと。

JCTコース卒業生が申請可能なビザは4種。
技術ビザ(日本企業で採用されること、日本語が流暢な事を前提とする)
企業内転勤ビザ(流暢な日本語が前提)
企業単独型技能実習
団体管理型技能実習生(外国人研修制度に関わるところ、特に条件は無く、元気があればOK)

一年間のコースで、流暢な日本語に加え、専門知識と技能の習得を目指す。学生はこれ以前に、ある程度の専門知識を学んでいるとはいえ、特に、日本語授業の風景を眺めている限り、 一年という期間は短すぎるのではないかと感じた。

アース建設は、ベトナム人を既に受け入れている企業や受け入れに関心の高い企業を想定し、現場監督など、現場のベトナム人労働者に指示を与える人材としての定着を望んでいるそう。

「人材の使い方は、受け入れ企業側に任せる。」

日本での定着を考えた場合に、免許・資格取得は、人材の希少価値も上がり、収入の面でも、雇用の安定の面でも有用で、必要なことではないだろうか。

ベトナムの安全意識 ビーサンで鳶仕事。命の重さ、労災回避のため、安全衛生工学にも力を入れる。
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授業見学。
まず、生徒が若い。ハキハキと規律ある行動。
安全面、労働者との関係作りの面で有効か。
礼儀や文化の授業(買い物の場面を想定し、商品や言葉について学ぶ)
こちらの日本語教育は、主にビジネスで有効な言語の習得を目指すが、現場外の社会で使える、社会を楽しめる言語の習得は、精神衛生上も必要な事だと考えた。
日本語授業で印象深かったのが、
授業内ワークの質問『今、一番欲しいものは何ですか?』への答え。
お金!お金!お金という答えが大半を占め、理由はと聞くと、『自分の好きなことができる、好きなものが買えるから』

 

「大事なものはお金じゃ無いでしょー。お金、一番大事、ダメよー」
教え手は、怪訝な表情でこう言った。